2011年7-9月期発行国際等、海外勢が約7割引き受け
[東京 21日 ロイター] 日銀が21日公表した2011年7─9月期資金循環統計によると、7─9月期に発行された国債等12兆8396億円の約7割に当たる8兆9414億円を海外投資家が買い越したことが明らかになった。同時期の国内金融機関の買い越し額の2倍以上で、欧州債務・金融危機への警戒感が高まる中、海外投資家が逃避先として日本国債に積極的に投資を進めたとみられる。
海外勢保有割合、前年比30.7%増
国庫短期証券や財融債を含む9月末の国債等の残高は前年比4.7%増の919兆円と過去最高を更新した。うち海外保有分は前年比30.7%増の75兆6769億円となり、過去最高を記録。海外投資家が積極的に日本国債の購入を進めている実態が浮き彫りになった。この結果、9月末の国債等残高に占める海外保有比率は8.2%となり、これまで最高だった2008年9月末の8.5%に次ぐ水準。満期構成別の内訳をみると、短期債が28兆2729億円を占めており、比較的、多くの短期国債を保有している。
短期債のみならず、長期債の購入割合多く
フローでみても、7─9月期の国債等の発行のうち、海外勢が8兆9414億円と大きく買い越し。同時期の国債発行額の約7割に達し、国内金融機関の買い越し額3兆8340億円の2倍以上となった。うちわけは短期債3兆5239億円に対し、長期債が5兆4275億円で、前期に続いて足元では長期債への投資の増加も目立つ。
日銀では、こうした海外投資家の動向に関して、日本国債投資に対するスタンスの変化とともに「欧州ソブリン問題の進展にともなってグローバルにみた国債の安全資産としての位置づけがどうなるかが重要なポイント」(調査統計局)と位置づけている。
家計金融資産現金預金の伸び増加
また、資金循環統計によると、9月末の家計の金融資産残高は前年比0.1%増の1471兆円となった。このうち現金・預金は2.1%増の824兆円で、2011年6月末に次ぐ過去第2位の規模。前年比での増加は19四半期連続となっている。
資金逃避先に日本国債
7-9月期なので、少しタイムラグがありますが、2011年10月31日に記録した、対ドル円史上最高値、「1ドル75円32銭」を記録する前の出来事です。当時の円高に、海外勢の日本国債買いもかなり影響していたのかもしれません。
当時からギリシャ債務問題が騒がれていましたが、更なるユーロ安は11月から12月にかけての相場。
10-12月期の日本国債の購入先、引受先がどうなっているか興味があります。
外債は利回りの他に為替が影響するので、利回りの低い日本国債、為替リスクを考えると魅力的とはいえないと思うのですが、それでも他の国の国債、アメリカ以外の国債よりは現状安全=魅力的なのかもしれません。
海外勢の保有割合が増えるということは、万が一のことを考えても悪い状態ではない気もしますが、海外勢は逃げ足が早いこと、国内における人気が無くなっている場合は、あまり好ましくない状況ですが、それでも一時的にでも人気があるということは良い事です。
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